社会人になるずっと前からよく耳にしてきた言葉、「リーダーシップ」。
学校生活においてもよく使われる言葉で、成績表に書かれていることも。
もちろん大事なのは分かってるし、イメージもできます。
でもいざ
と直球で聞かれると、
とちょっと困ってしまったりしませんか?(経験談です)
そんな時にふと、人事部の研修企画担当者だったころに見たこちらの映像を思い出しました!
こちらをお子さんと一緒に見ながら「リーダーシップ」について一緒に考えてみると意外と分かりやすいかもしれません。
まずはご覧ください!3分ほどの映像です。
いかがでしたか?
10年ほど前の映像にはなるのですが、今見ても何となく考えてしまう内容の映像です。
CONTENTS
映像の内容を簡単にご紹介
内容を簡単にご説明すると、
とあるフェスで裸の男(A)が一人踊り始める
⇒それを見ていたもう一人(B)が「ん?あれ楽しいんじゃ?」と気づき一緒に踊り始める
⇒二人で楽しそうに踊り始めると周りの人たちもちょっと気になり始める
⇒なんだなんだと一人また一人参加者が増え、ムーブメントに!
という内容です。
研修ではこの最初の男が踊っているのを「面白い!」と気づいた男(B)を「フォロワー」と呼び、
ただの一人の男を「リーダー」にしたのは、「フォロワー」の力であり、
ビジネス・組織においても良きフォロワーとしての行動が
何かを変えるきっかけになるかもしれないと伝えられます。
リーダーシップを発揮したのは誰?
映像を見た後に、お子さんにこんな質問をしてみてください。
映像の中でも触れられていますが、最初の人も、最初のフォロワーも両方ともリーダーシップを発揮していると言えます。
ではリーダーシップって結局何だろう?
私自身が子どもと映像を見ながら話し合った結果、出した答えは
1.(何かをしようとする)想いがある
2.想いをもとに勇気を出して行動する
3.自分の想いと行動に共感してくれた人がいたら、その人たちを仲間として、大切にする
4.投げ出さないでやり遂げる
この4つでした。
最初の男には「音楽に合わせて踊りたい!」という想いがあり、たとえ一人でも踊る勇気があります。
そして最初のフォロワーは「あの人一人で踊ってるけど、面白いんじゃないかな?一緒に踊りたい!」という想いがあり、
一人で仲間に入っていく勇気があります。
そして徐々に興味を持った人を招き入れ仲間にして、途中でやめることなく最後までやり遂げます。
最初の2人が途中でやめてしまったら、他の仲間たちはきっと「あれ?え??」となってしまいますよね。
子どもの背中を押してあげるには
これを話した上で「1.想いがある」につながることで、
今まで「想い」をもとに小さなことでも行動してみたことがあるかお子さんと一緒に振り返ってみてください。
行動してみた時の気持ちも聞いてみてください。ちょっと頑張った?全然平気だった?ドキドキした?etc…
そして今はどんな想いを持っているか、どんな気持ち心の中にあるか、気になっていることがあるか
をお子さんに聞いてみると、何か出てくることもあります。
それを受けてポンと背中を押してあげることができればいいなと思います。
(何も出てこないことももちろんあると思います。それはそれで「そっか」と受け入れて、そっとしておけばお子さんの中には何かが残ると思います。)
リーダーシップは先天的な資質によるものではなく、誰もが発揮できるものと言われています。
まずは小さな一歩からでも、お子さんが踏み出すきっかけになればうれしいです。
ちょっとした余談
ちなみに、余談ですが、この映像ではムーブメントがおきましたが、
同じことをしてもフォロワーは出てこず、一人でただ踊り続け終わってしまったこともあるようです。
また、この映像ではわりとすぐにフォロワーが発生したかのように見えますが、
実は最初のフォロワーが出てくるまで、相当長い時間一人で踊っていたという話もあります。
自分の信じたことを諦めずに粘り強く心折れそうになっても続ける忍耐力、諦めない心も大切ということですね。
うまくいかないこともあるかもしれないですが、そんな時は「そういうものだよ!」と
お子さんにひと声かけてあげるといいかもしれません!私も日々失敗の連続です~。