コロナ禍ですっかり定着しつつある「オンライン〇〇」。
わが家は上の子の習い事が「オンライン受講可」になり、
それがきっかけで、今までは教室の近くに住んでいる子どもたちが集まってきていたその教室に、
遠くに住んでいるお子さんがオンラインで受講参加するケースが増えたそうです。
この流れは国内だけでなくもちろん海外も同じで、
調べてみたらニューヨークのキッズアートキャンプがオンライン化されていて、居住地関係なく受講できるようになっていたり、
ハワイのフラレッスンやウクレレレッスンがオンライン化されていて、こちらも居住地関係なく受講OKになっていました。
ニューヨークは時差の関係でちょっとハードルが高いかもですが、ハワイのレッスンならこの夏にでも旅行気分を味わうためにも試してみたい!!そんな気分です。
そして、これは…
子どもたちが大きくなるころには実際の留学とともにオンライン留学という選択肢が、かなり普及することが予測できます。
留学だけでなく、働き方についても、東京に住んでいるなら東京近郊の通える範囲にある企業に就職しようなんて考え方
きっと消えていきますよね。
これは子どもたちにとっては大きく可能性が広がる話です!!
居住地や資金力が海外で学ぶことへのハードルではなくなる時代がもうすぐそこまで来ています。
誰もが、学びたいことを、国をまたぎ、学びたいところで、自由に学ぶことができ、
そして能力を存分にのばした人が国をまたぎ必要とされる
そんな世の中がきっとすぐに訪れます。
しかしそうなった時に、残る大きなハードルは…何よりもまずは 語学力 です。
ニューヨークの授業をオンラインで受けたいと思った時に大前提として必要なのは
そう、英語力です。
ニューヨーク在住で大学の講師もしている日本人女性に、「ニューヨークで舞台関係の勉強がしたい」と後輩が相談した際には
「ベースとして英語力が絶対必要だから、その部分はしっかり準備しておくように」と言われていました。
何かを学ぶ時に、そもそもその内容が話される言語をどの程度理解できるかが、何を吸収できるかに大きく影響することは簡単に想像できます。
「英語は全然できずに渡米して、生活しながら何とか身につけました」という方も沢山いますが(実際生活してみて初めて身につく英語もあるでしょうし)、
だからといってそのような方々も英語ができない状態で渡米することを勧めているわけでは決してなく、
「大変だったけど、何とかなりました」という意味合いで仰っているだけです。
私は小学生の頃をアメリカで過ごした帰国子女です。
しかし現在は日常生活でも仕事でも英語を使っていないので、正直、英語力には自信がありません。
それでも、英語に慣れていた経験があるので、
例えば旅行先で困って英語で何かを説明しなければならない時や読みたい情報が英語でしか書かれていない時に、
英語が、普段使用していないという点において多少心理的ハードルにはなっても、そびえ立つ程の大きなハードルになることはありません。
今、子どもたちに英語教育が求められているのはそういうところではないかと私自身は解釈しています。
子どもの将来の可能性を狭めないための英語。
英語ができないから、英語が苦手だからという理由で選択肢を狭めてほしくない。
昭和平成の時代に「英語ができる」は、収入アップが見込めるなど、いわばプラス要素・加点要素でしたが、
これからオンライン化が加速し、国同士が近くなる世界で戦うことになる子どもたちにとっては
世界共通語と言われる英語ができることは文字が書けるのと同じ位のレベル感でマストなこととなることが予想できます。
英語力は大前提で、それに加えて何ができるのか、そこで勝負することとなるのではないでしょうか。