教育

「13歳からのアート思考」で親子一緒にアート思考力を鍛えたい!

「13歳からのアート思考」書店でも最近よく見かけますよね。皆さんは読みましたか?

ビジネスの世界でも「アート」をビジネスに活かす考え方が流行っています。何が起こるか分からない世の中で、正解を求めるばかりの思考方法に限界が訪れたのでしょう。

本日は「13歳からのアート思考」をご紹介しながら、私たち子育て中の親がどう子どもたちと一緒にアートに向き合えばいいのか考えたいと思います。

 

ざっくりとした本書の内容

ざっくりとしたご紹介になりますが、美術教師である著者末永幸歩さんが、20世紀のアート歴史上重要な役割を果たした6作品を紹介しながら、アートが歩んできた歴史、その時代時代のアーティストたちが目指したものや考え方を、読み手も自分ごととして考えられるワーク形式を取り入れながら、易しい言葉で紹介してくれるのが本書。

 

ワーク形式が取り入れられていることもあり、美術の講義を受けているような気分になれます。講義と言ってしまうと難しいイメージになってしまうかもしれないですが、そんなことは全くなく、心地よいスピードで読みすすめることができ、1日〜2日で読み終えられる感じです。

 

私自身は目からウロコな発見がいくつもあり、読んで良かった!と思いました。また一度ではなく、何度か読み返したいとも思っています。

「13歳からの」となっていますが、子育て中のパパママが読み、これをベースに小さなお子さんとも一緒にアートに触れる経験が沢山できたらいいだろうなと、考えさせられる内容がたっぷりでした!

 

アート思考とは

 

「常識」や「正解」にとらわれず、「自分の内側にある要素」をもとに、「自分のものの見方」で世界をとらえ、「自分なりの探究」をし続けることが欠かせません。

そしてこれこそが「アート思考」なのです。

引用:末永幸歩 著「13歳からのアート思考」

と本書には書かれています。

そして以下のようにも。

ビジネスだろうと学問だろうと人生だろうと、こうして「自分の物の見方」を持てる人こそが、結果を出したり、幸せを手にしたりしているのではないでしょうか?

じっと動かない1枚の絵画を前にしてすら「自分なりの答え」をつくれない人が激動する複雑な現実世界のなかで、果たしてなにかを生み出したりできるでしょうか?

引用:末永幸歩 著「13歳からのアート思考」

ドキっ。

ネタバレになってしまいますが、本書冒頭に一枚の絵を見るというワークがあります。そして絵を見る時間と解説を読む時間とどちらが長かったか問われます。

 

「絵そのものから自分なりに何か感じ取るよりも、誰かが書いた情報(解説文)のインプットに力を注いでいませんか」

 

「絵と自分とが向き合うのではなく、絵を見ながら何が描かれているのか文字情報を確認して、自分が感じたことと合っているか、「正解」を追って、答え合わせをしていませんか」

 

と問われます。

 

ドキっ。

 

図星も図星。完全に解説に目を奪われていました。。

それに対して子どもがいかに自由に絵を見る体験ができるかということも紹介されています。

大人になればなるほど強くなりがちな「正解を求める」力ではなく、

「自分なりの答えを生み出す」力こそがアート思考で、

コロナ禍でますます将来が見えにくくなった今、とてもとても重要な考え方だと感じます。

今まで以上に、誰にも正解などわからない世の中になりました。

自分で自分にとっての答えを作り出すことが、きっと幸せに繋がるはずです。

子どもにもそうあって欲しい。そして強く生き残っていってほしいと心から願います。

そのためにも親子一緒にアート思考力を鍛えたい。

 

子どもと一緒にやりたい「アウトプット鑑賞」

本書の中では6作品の紹介を通して、いかに20世紀のアーティストたちが、アートの「常識」に対して、自らのアートで「挑戦」し続けてきたのかという歴史が語られます。

 

読み終えると、自分も「常識」を常識として飲み込むのではなく、自分なりの考え方を持ち、挑戦しなければならないという気持ちになります。

 

子どもにもそのことを伝えたい、自分の考えを作れる人間になってもらいたいと思うのですが、その一つの方法として「アウトプット鑑賞」が紹介されます。

 

一枚の絵(絵に限る必要なし)を見ながら、

 

どこからそう思う?

そこからどう思う?

 

という2つの問いかけをすることで、自分なりのアートとの向き合い方が言語化されると紹介されます。これがアウトプット鑑賞。

 

一緒に作品を見ながら、2つの質問をすることで、「作品を見てもよく分からない」という感想だった子からも「私はこう思う」というものが生まれるそうです。

 

わが家はCasieの定額絵画レンタルを利用しているのですが、

レンタルする作品を決める時も、決めた作品が手元に届いた時も、

子どもは作品をどう思うから選んだのか、届いた絵に対してどう思うのか、そこからどんなことが分かるのかを言語化することができました!

 

アートのアウトプット鑑賞をしていると、世の中の事柄に対しても「私はこう思う」を沢山沢山考えられるようになるかもしれません。

 

小さな子どもが描いた絵に対しての声がけ

小さな子どもが描いた絵に対する大人の声がけについても本書では触れられています。

私も3歳の息子が描いた絵に「何描いたの?」とよく聞いてしまいますが、そもそも「絵には何かが描かれている」と考えることも思い込みだと気付かされます。

 

子どもはクレヨンの描きごこちが楽しくて線を何本か描いたのかもしれないし、勢いがついて結果的に円のようなものをグルグル描いたのかもしれません。

 

「何描いたの?」ではなく、「いっぱい描いたね!」や「沢山の色使ったね!」、「描いている時楽しかった?」の方が子どもにとっては、しっくりくる声がけなのかもしれません。

まとめ

本日は「13歳からのアート思考」を読んだ感想や本書に記載されている子どもと一緒にアート思考力を高めるための方法についてご紹介しました。詳しくは、本書を読んでいただければと思います。20世紀のアーティストたちのアートへの問いかけやチャレンジを知る過程で、自分自身の中にある「当たり前」「常識」「正しさ」も本当に正しいことなのか、枠を取り払って考えるべきではないかと自分に問いかけるいいきっかけになります。そして自分の「当たり前」を子どもに押し付けていないかということも、私は考えさせられました!


スポンサーリンク

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
nope

nope

大学卒業後、エンタメ系会社に入社。 現在もフルタイムで働くワーママ。2人の子どものワンオペ育児に 日々奮闘中。 出産後、パーティープランナー資格取得。 「こどもといっしょ」の生活をもっと楽(ラク)に、もっと楽しく!をテーマに 子どもと一緒にできるちょっとしたパーティーアイデアや、育児や教育など日々の生活のことを中心に書きます!

-教育

© 2021 こどもといっしょ Powered by AFFINGER5